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スポーツ写真をはじめるために買うべきアイテム 10選

こんにちは。ハイライトラボの木村です。

夏が本格的に始まりますね。
高校野球も地方大会が始まり
スポーツシーズンの色が強くなってきました。

本格的なスポーツシーズン
到来と同時に
「スポーツ写真に挑戦したい!」
というカメラ初心者の方も増えていると思います。

でもスポーツ撮影を始めるにも
「何が必要なのか分からない」
という方がほとんどですよね。

そこで今回は、
「スポーツ写真をはじめるために
買うべきアイテム10選」
というタイトルの通り、

これからスポーツ撮影に挑戦するために
必要なアイテムをまとめました。

最後まで読んでいただくと
スポーツ写真を本格的に
失敗なくスタートすることができます!

カメラ屋さんに駆け込むその前に、
最後まで読んでみてください♪



必要なもの10選を紹介!

野球・サッカー・テニスなどの
屋外競技から
バスケットボール・バレーボールなど
室内競技まで、

撮りたい競技は
みなさんバラバラだと思います。

今回はどんな競技の撮影でも
共通で必要になるものから
ピックアップして紹介します。

① カメラ(本体)

当たり前ですが
まずはコレがないと
始まらないですよね(笑)

一口に「カメラ」と言っても
一眼レフ・ミラーレス一眼
コンデジ・アクションカム
いろんなカメラがあります。

スポーツ写真の撮影なら、
・遠くを撮れる
・高速連写ができる
が理想的。なので、
一眼レフかミラーレス一眼
どちらかが良いでしょう。

コンデジ(コンパクトデジカメ)は
あまり望遠性能がなく
アクションカムは動画向きの設計なので
この2つは写真撮影には不向きです。

ただアクションカムの
“画角の広さ”は
スポーツの動画撮影には最適。
覚えておくと、今後
「試合を動画撮影したい」
ってなった時に役立つでしょう。

野球をはじめとした
スポーツ撮影向きカメラは
別の記事で紹介しているので
▼こちらも読んでみてください。

② レンズ

一眼カメラはカメラだけでは
使い物になりません。
必ず“レンズ”もセットで購入しましょう。

セットでといっても、
カメラ本体とレンズのセット売りを
しているものがあります。
“レンズキット”ってやつですね。
こちらはあまりおすすめできません。

ソニー・キャノン・ニコン他
どこのメーカーのレンズキットも
セットで付いてくるレンズは
野球やサッカーなどの
スポーツをとるには
ちょっと力不足(望遠性能が足りないんです)。

なので、レンズは必ず“単体”で
スポーツ撮影に向いているものを買いましょう。

では、「どんなレンズを買えばいいの?」
ということになりますが、
レンズを選ぶ際には
① 焦点距離 ② F値
この2つに注目することが大事です。

①の“焦点距離”は、簡単にいうと
「どれだけ遠くを撮れるか」を表す数字。
レンズに“〇〇mm” て書いてあるのがコレで
大きいほど遠くを撮れます。
(例えば、50mmのレンズより
300mmのレンズの方が遠くを撮れます。)

②の“F値”(絞り値ともいいます)は
これも超簡単にいうと、
「薄暗いところでどれだけ綺麗に映るか」
を表す数字。

このF値という数字が
小さいほど
レンズに光を取り込む能力が高く
薄暗いところでも綺麗な写真を
撮りやすいレンズ、ということです。

焦点距離とF値はレンズ本体に必ず表記されています



この基礎知識をおさえた上で
スポーツ写真のレンズの選び方の目安としては
こんな感じです。


◼︎ 屋内競技(バスケ・バレー・卓球など):
 焦点距離が大きい(200mm以上)で
 F値は小さめ(目安としては4以下)のレンズ。

◼︎ 屋外競技(野球・サッカー・ラグビーなど):
 焦点距離が大きい(400mm以上)のレンズ。

体育館などの屋内は照明が点灯してても
屋外より暗い環境です。
なのでF値が小さいレンズが有利。
F4.0くらいが良いですね。F2.8あると安心です。

体育館の中と考えると焦点距離は
200mmくらいあれば良いです。

野球やサッカーなどの屋外競技の場合は
もっと遠くからの撮影になるので
レンズの焦点距離は400mm以上は欲しいところです。


ちなみに、弊社ハイライトラボで運営している
「スポーツフォト教室」では
撮影テクニックだけでなく、その前段階の
“カメラ・レンズ選び ”から
サポートさせていただいています。

もし機材選びでお悩みなら
当教室の「無料オンライン体験」で
相談してみるのがオススメです。

一人で調べて悩むより、手っ取り早く
スポーツ撮影のプロに聞いちゃいましょう。
無料ですからね♪ぜひご活用ください!

▼ スポーツ写真教室の詳細は画像をタップ ▼

③ SDカード

カメラとレンズだけでは
写真が撮れません。
撮った写真を記録する
SDカードも用意しましょう。

SDカードって種類は
多くて迷っちゃうんですが
選び方の軸としては
「記録するスピードが速いもの」で
かつ「記録容量が大きいもの」です。

野球・サッカーなど
スポーツを撮る人向けの
SDカードの選び方は
こちらの記事を読んでください。

▼タップすると記事に移動します▼


上の記事で書いた「選び方」に加えて
「枚数必要か?」についても言及します。

SDカードの買い方としてオススメなのは、
「大容量のSDカードを1枚」ではなく
「中くらいの容量のSDカードを2枚」の方が絶対良いです。

大容量×1枚だと、たくさん写真を
保存できて良いのですが
もしこの1枚が不具合で壊れた時、
完全にお手上げ状態になります。

SDカードは非常に繊細なメディアで
結構簡単に、壊れたり不具合が起きます。

もし1枚しか持ってなくて不具合が起きたら
せっかくグラウンドに来たのに
そのまま帰宅コースです。
お子さんの写真を撮りに来たお父さん、
もしそんな事態になったら
お子さんや奥様になんて言われるか分かりませんよね(笑)。

でも2枚あれば、とりあえず
撮影はできますからね。

スポーツ撮影は二度とない瞬間を撮る作業。
決定的瞬間を撮るための準備として
ぜひ覚えておきましょう♪

あ、もちろん
「大容量を複数枚」買えるなら
それが最高です(笑)

④ レンズ保護フィルター

レンズのガラス部分が傷つかないよう
守ってくれる「保護フィルター」。
みなさんスマホの画面に貼る
「保護フィルム」的な役割ですね。

スポーツ撮影だけでなく、
人物や風景などを撮りたい人でも
レンズ保護フィルターは必ず付けた方が良いものです。

レンズのガラスに傷がついたら
綺麗な写真が撮れなくなってしまいます。

保護フィルター無しで
万が一、強くぶつけたりしたら
最悪の場合レンズが割れて使えなくなります。

▼割れるとこんなことに...
保護フィルターが割れることでレンズ本体を守ってくれる


保護フィルターは1枚1万円以下で購入できます。
「お守り」だと思ってケチらずに買いましょう。

また、レンズのフィルターにはサイズがあって
レンズの径に合ったものしか付けられません。

レンズの径は、レンズ本体に
「φ〇〇mm」という形で書いてあります。
“φ”(「ファイ」と読みます)
の記号が目印ですね。

自分のレンズ径を確認して
径が同じフィルターを購入しましょう。

⑤ 液晶保護フィルム

カメラの液晶画面用の保護フィルムです。
レンズ同様、ここも傷がついたりすると
悲しいことになるので
必ず購入して貼るといいでしょう。

フィルムはスマホのフィルム同様
1枚1,000円くらいで購入できます。

⑥ 予備バッテリー

カメラ本体を買うと
カメラのバッテリーが1つ付いてきます。
(中古品は付いていない場合もあるので注意)

ですがスポーツ写真の場合は
予備のバッテリーがもう1つあると安心。

理由は、連写での撮影がメインなので
バッテリーの消費が早いからです。

加えて長時間の撮影になることが多いです。
サッカーだったら1試合90分。
野球だったら2〜3時間あります。

1試合まるまる撮らないにしても
1個あると安心です。

価格はカメラの機種によりますが
ソニーのフルサイズカメラの場合は
1個8,000円くらいです。

⑦ パソコン

撮った写真データを管理するために
パソコンは1台あった方がいいですね。

撮った写真をクラウドとスマホを駆使して
オンライン環境のみで管理する
強者もいるようですが、

先ほども言った通りスポーツ撮影は
“連写での撮影”が基本。なので
大量の写真をオンラインで管理するのは
効率が悪くて大変です。

ハイスペックなパソコンじゃなくてOKなので
10万円前後のパソコンを1台用意しましょう。

パソコンがあると、
写真の「RAW現像」といって
写真の色味や質感を自分好みに
編集することができます。

そこも視野に入れると
パソコンは1台あって絶対損しません。

⑧ ハードディスク

写真データを保管するハードディスク。
パソコンにもハードディスクが付いていますが
スポーツ撮影をやっていると
容量が足りなくなることがほとんど。

おすすめは1TBのハードディスクを
1台用意するといいでしょう。
1万円くらいで購入できます。

1TBあれば高画質な写真サイズでも
5万枚ほど保管できるので
1台用意しておけば保管容量に困ることは
しばらくないと思います。

⑨ SDカードケース

SDカードを保管するケース。
データをパソコンに移行するときに
カメラからSDカードを移しますが
この時にSDカードの「受け皿」として
ケースがあると便利です。

また、上で述べた通り
SDカードは複数枚持っていた方がいいので
複数枚をまとめて保管できる
写真のようなカードケースがおすすめ。

ケースは1個1,000円程度。
ダイソーでも売っているので
1つ買っておきましょう。

⑩ エアブロワー

カメラやレンズに付着したホコリやチリを
シュポシュポと空気を吹き付けて落とすものです。

野球・サッカーなど
屋外スポーツを撮影する場合は
グラウンドの砂が舞って
カメラレンズに付着しやすいです。

カメラレンズは精密機械なので
付着した砂をそのままにすると
故障の原因になります。

なのでこういったリスクをケアするために
ブロワーを用意して
撮影後は必ずブロワーでメンテナンスしましょう。

こんな感じで使います


価格は1個あたり1,000円程度ですが
100円ショップでも売っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はスポーツ撮影の第1歩として
準備すべきものを10つ紹介しました。

ちなみに今回紹介したアイテム
合計金額をざっくり計算すると…

カメラ       15万円
レンズ       10万円
SDカード      1万円
レンズ保護フィルター 5千円
液晶保護フィルム   1千円
予備バッテリー    8千円
パソコン  10万円
ハードディスク  1万円
SDカードケース  1千円
エアブロワー  1千円 

合計金額  38万6千円

んーやっぱりカメラ始めるのは
かなりお金かかりますね(笑)

もう少し予算を抑えたい
ということでしたら
中古のカメラレンズという
選択肢もあると思います。

この辺のアドバイスが欲しい!
という方は、ぜひ一度
スポーツ写真教室の
「オンライン無料体験」へ遊びに来てください♪


ではでは。

え?スポーツ写真の

“ 教 室 ”があるの?

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