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DVDとBlu-ray(ブルーレイ)、スポーツ撮影するあなたにはどっちがオススメ?

こんにちは!
ハイライトラボ クリエイターの
りょーすけ(@k1mtam_kkc11)です。


今回は
「DVD」と「ブルーレイ(Blu-ray)」
スポーツの動画撮影をする人には
どちらがオススメ?

というテーマで書こうと思います。

「子どもの運動会を撮ったんだけど、保存するのはブルーレイがいいの?」

「ブルーレイは画質が良いらしいけど、その分いろいろ高いんでしょ?」

お客さまから、よくこんなご質問を
いただきます。

DVDとブルーレイ…
どちらも名前は知っているけど
それぞれの特徴をちゃんと知ってる方って
意外と少ないんですよね。

そこで今回は、
普段からお子さまやご自身の
スポーツ動画撮影をされている方、
これから挑戦したい方に向けて

DVDとブルーレイ、
どちらを使うべきか
スポーツカメラマンの立場から解説します。

DVDとブルーレイ、そもそも何がちがう?

DVDとブルーレイ(正式名称はブルーレイディスクです)は両方とも
映像などのデータを記録するディスクです。
(もちろんワードやエクセルのファイルや
写真データ、PDFファイルも保存できます。)


見た目はほとんどいっしょですが、
それぞれ以下のような違いがあります。

記憶容量の違い (ブルーレイの方が大きい)

データを記録できる容量が大きく異なります。
ブルーレイはたった1枚で、DVD約5枚分のデータを
保存することができます。

DVDは、様々なメーカーさんから販売されています。
ですが、どのDVDも記憶容量は 4.7 GB と決まっています。

同じようにブルーレイも記憶容量が決まっていて、
こちらは25GB となっています。大きな記憶容量を持っているので
より長尺の動画を保存できるんです。




解像度の違い(ブルーレイの方が高い=綺麗)

「解像度」とは、簡単にいうと“映像の美しさ”を表す言葉です。
映像(画像)は“色のついた細かいたくさんの点”が集まって
できているのですが、

この“たくさんの点”の数が
多い=解像度が高い=きれい なのです。

この「解像度」ですが…
ブルーレイで観る映像の方が解像度が高いので
よりきれいに観ることができます。

解像度を比較してみると...
DVD・・・約35万画素
ブルーレイ・・・ 約207万画素

ブルーレイは、DVDのおよそ6倍も解像度が高いです。

比較映像をつくりましたのでご覧ください。
当店で撮影した少年野球の試合映像を
DVD,ブルーレイそれぞれに保存し
液晶テレビで流した時の見え方を比較しています。



このように並べてみてみると
ブルーレイの画質の精細さがよくわかるかと思います。



☆「解像度の違い」については
“撮影した映像をテレビ・DVDプレーヤーで
再生できる形式で保存する場合”にのみ発生する違いです。

↑ この保存作業のことを「オーサリング」といいます。
解説すると長くなるので、オーサリングについては
別の記事で解説させていただきます。

じつは「見た目」も違います

はじめに”見た目はほぼ同じ”と言いましたが
誰でも見分けられる
分かりやすい違いがあります。

上の画像がDVDとブルーレイの比較です。
表面はほとんど同じですが、

裏面を見ると、
DVDはシルバー系の色で光の角度によって
虹色に見えます。
一方のブルーレイはゴールドっぽい色をしていて
鏡のようにピカピカな裏面になっています。

裏面を見れば簡単に見分けられそうですね。




スポーツ撮影には絶対に「ブルーレイ」がおすすめ!

スポーツを撮影するカメラマンとしては
圧倒的にブルーレイをおすすめします。

その理由を説明します。


圧倒的な「記憶容量の差」

スポーツシーンを動画撮影すると
撮った動画ファイルは長尺になることがほとんどです。

当店でも野球、サッカーなど様々な競技を
動画撮影させていただいていまが、
どの競技の映像も
1時間以上の非常に大きな動画ファイルになります。

少年野球なら1試合につき1〜2時間。
少年サッカーは30分の試合を1日に2〜3試合。

試合前後のオフシーンも記念に撮ったりするなら
さらに膨大な動画ファイルになりますよね。


動画ファイルの大きさは
1分につき約90MB(メガバイト)※といわれています。
※フルHD(解像度が約207万画素)でフレームレートが60fpsの場合。

なので、仮に動画を1時間撮影すると
動画ファイルの容量は

90MB / 1分 × 60分 = 5400MB = 5.4GB(ギガバイト)

になります。

DVDの記憶容量は最大で
4.7GBでしたよね。

お気づきの通り、DVDには1時間の動画ファイルが
保存できないのです。

せっかく長い時間撮った動画も
保存できなかったら意味がないですよね。
保存容量を考えると、選ぶべきは
やはりブルーレイだと思います。




実際、価格の差はほとんど無い?

「ブルーレイの再生環境は、お金がかかる」
そんなイメージをお持ちの方が多いようです。

でも実際のところ、
現在は極端なコストの差は無いようです。


まずは、ディスクの値段の比べてみます。

DVD    1枚あたり約30円  4.7GB 保存できる。
ブルーレイ    〃 約50円  25GB 保存できる。

1枚あたりの値段でみると、DVDの方がお手頃です。

しかし、1枚あたりに保存できる容量が異なります。
記憶容量の差を比較するため、
「1GB保存するのに〇円かかる」
という数字を出してみましょう。

DVD 30円 ÷ 4.7GB =6.4円/ GB
ブルーレイ 50円 ÷ 25GB = 2.0円/GB

いかがでしょうか?
保存容量の差をコスト比較すると、
ブルーレイの方がお得であることがわかります。

たくさんのデータを保存するのであれば
安いとはいえ、何枚もDVDを購入しなければなりません。

ちょっとだけ高いけど
たくさん保存できるブルーレイの方が
コスト的にも優秀ということですね。



そして、再生用のプレーヤーですが
こちらの価格相場は
☑︎ DVDプレーヤー 4〜5千円
☑︎ ブルーレイプレーヤー 9千〜1万円

5千円程度の差があります。
プレーヤーのお値段はけっこう差がありますね。


ここの価格差については、
上で書かせていただいたDVD・ブルーレイの違いを
読んで、読者のみなさまが
どのように感じられるか次第だと思います。


ちなみに概算ではありますが、
先ほどと同じ 1分あたり90MBの撮影条件の動画を
累計で200時間以上 撮って保存するのであれば
ブルーレイを採用した方がお得になります。

1GB保存するための価格差で
プレーヤーの価格差(5千円分)が
回収できちゃうってことですね。
(計算は...長いので割愛します笑)



当店で使用実績のある
DVD・ブルーレイのプレーヤーのリンクを貼っておきます。
どちらも問題なくバリバリ使えています。
これから購入を考えている方はご参考に。

↓ リンクはこちら ↓

まとめ

今回はDVD・ブルーレイの違いと
スポーツ撮影する人には
どっちが良いか?というテーマで書かせていただきました。

まず、それぞれの「違い」をまとめると...

DVDブルーレイ
裏面の見た目シルバーで虹色ゴールドっぽくて鏡みたい
解像度(画質)34.6万画素207.4万画素(DVDの6倍)
記憶容量4.7 GB25 GB (DVDの5倍)


このような違いです。

そして、やはりスポーツ撮影はどうしても
長尺の動画になりやすい分野ですので、
保存容量の大きな「ブルーレイ」の
使用をおすすめします。

容量が大きくて使い勝手が良いですし、
やはりせっかく撮った良いシーンは
きれいな画質で観て楽しみたいですよね!

ちなみに当店で
「撮影してもらった映像をDVDにしてほしいんだけど」
という相談をお客様より頂いた時は、

「ブルーレイの再生環境はお持ちですか?」
「ブルーレイですとキレイな画質でお届けできますよー」と
ご提案させていただいております。


当店は選手たちのプレーを
いかに美しく撮るか、
非常にこだわっております。

精細で美しい映像を
お客様にお届けしたいので、
当店の映像はぜひ
「ブルーレイでの納品」を
ご依頼いただけると嬉しいです。


ちなみに…補足の知識

どうしてもDVDを使用したい…そんな時はコレ!

DVDの再生環境しか無くて、
どうしてもDVDに保存したい!
でもファイルが最大容量(4.7GB)に収まらない!

そんな時には、DVDの「DL」というタイプを使いましょう。
DVD-DL は“Dual Layer(デュアルレイヤー)” の略で

DVDには情報を記憶するLayer(層)があります。
DVD-DLはこのLayer(層)が2層になっており
通常のDVDの2倍の記憶容量である
8.5GBを記憶できるそうでう。


DVDの再生環境で使いたい場合はこちらも参考にしてください。




みんなどっち使ってるの?普及率の話

内閣府発表の消費動向調査によると、
2020年2人世帯におけるDVDプレーヤー・レコーダーの普及率は73.3%,
Blu-rayプレーヤーの普及率は46.8%だそうです。

Blu-rayプレーヤーも多くの世帯で使われてきているんですね。