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【カメラ上達】初心者も簡単!ボケ感を生み出す3つのテクニックを解説

普段何気なく見ている写真。
「なんか、この写真素敵だな」
 「お洒落な写真だな」

 そう感じる写真には、「ボケ感」のテクニックが使われているかもしれません。


写真にボケ感を加えると、

写真に奥行き(=リアリティ)が生まれる
被写体が際立つ
プロっぽい写真になる(スマホ写真と差別化)

こんな効果があります。


ボケ感を自由自在にコントロールすることで、写真のクオリティがグッと上がります。

今回は、「ボケ感」を生み出す3つの基本テクニックを紹介します。

そもそも「ボケ感」とは?

ボケ感とは、写真の一部をぼかすことで奥行きや立体感を表現するテクニックです。

写真の主題である人や物にだけしっかりピントを合わせて、背景など他のものを、わざとピンぼけ(ピントが合ってない状態)させることをいいます。


ボケ感を出すと、冒頭で書いたように、人物を際立たせたりドラマチックなの雰囲気にしたりすることができちゃいます。


ボケ感を出すのは、写真の質を上げるメリットがありますが、
「初心者には難しい」
「私の安いカメラではできない」
「センスないから無理」

と、初心者さんにとって何だか“遠い存在”に勘違いされがち。


でも、実は全然そんなことはありません。

ボケ感の出し方は、ちゃんと「やり方」があります。

仕組みと方法を理解すれば、たとえ
カメラをはじめて3日目の人でも、数万円の中古カメラレンズを使ってる人でも、
ボケ感の演出を楽しめちゃいます。


次の章で、ボケ感の基本的な知識と方法を解説していきます!

マネするだけで、写真のクオリティが簡単に上がり、写真を撮るのがもっと楽しくなりますよ!

ボケ感を生み出す3つのテクニックを解説

では、ボケ感を自在に操るための基本テクニックを一緒に見ていきましょう。

① 被写体に近づいて背景を遠ざける

撮りたい被写体に近づいて、その背景をできるだけ遠ざけることでボケ感が出やすくなります。

被写体とカメラマンの立ち位置は変えられても、背景(景色・壁・建物など)は物理的に動かせないことが多いです。

なので、このテクニックを使うときは
被写体を動かして背景から離す
背景が遠い画角を探す

この2つの意識をもって撮影すると、ボケ感をうまく出せるようになります。

② 解放F値で撮影する

カメラのレンズの中には、カメラに取り込む光の量を調節する“絞り”という装置があります。

この絞りの開度のことをF値といって、F値が小さいほど絞りが開いている状態です。
▼ レンズの「絞り」とは?



この絞りは光の調整役なのですが、ボケ感の調整役でもあります。

F値を小さく設定(絞りを開く)してあげると、光を取り込みやすくなると同時に、ボケ感が出やすくなります。


これは、絞りを開くことでピントが合う奥行きの範囲が狭くなり、背景がピントの合う範囲外になることでボケ感が生まれます。


この、ピントが合う奥行き範囲のことを、カメラ用語で「被写界深度」と言います。


設定できるF値はレンズによって異なるのですが、そのレンズの一番低いF値のことを「解放F値」と言います。とにかくボケ感を出したいなら、解放F値に設定して撮ってみましょう。


ちなみにF値の設定は、カメラの撮影モードを「絞り優先(A)モード」(Canonカメラの場合はAvモード)、「マニュアル(M)モード」にすることで自由に調整することができます。

③ テレ端で撮影する

伸び縮みして写る範囲を自由に変えられるレンズを「ズームレンズ」と言いますが、ズームレンズが一番伸びて遠くを写している状態のことを「テレ端(てれたん)」または「望遠端(ぼうえんたん)」と言います。


ズームレンズでボケ感を出すなら、一番レンズが伸びて遠くを写している状態で撮るとボケ感が出やすいです。


野球・サッカーなど屋外競技の撮影時には、望遠レンズを使ってテレ端で撮影するシーンが自然と多くなるので、意図せずともボケ感は現れやすいです。

まとめ

今回は写真の「ボケ感」について解説しました。

分かりやすいボケ感は、解放F値の小さいレンズでないと出ないと思われがちですが、今回解説したテクニックを実践すれば、機材を選ばずボケ感を楽しめます。


ぜひ今回の3つのテクニックを実践して、あなたの写真をレベルアップしちゃいましょう!

ではでは♪